やっと始める時という場合では何をおいても下準備を横着してはいけません。79-5-126
売買を始める前であったならば、その物を論理的に調査する事のできる余裕がある。79-14-126
ところが、いったん取引の中へ足を踏み入れると、どうやっても考え方が主観的になりがちで適切な考え方が出来なくなる。79-8-126
危険があります。79-6-126
それだけに己の考えが論理的な状況で正しく事前準備をしておくことが大事です。79-9-126
”事前準備”するためには、始めに自分なりの物語を記す事から始めます。79-4-126
今からの市場は下がる(または上がる)から、豪ドルをエントリーするみたいな、自分で考えた台本を書いていきます。79-20-126
次に重要なのは為替チャートをチェックする事です。79-1-126
マーケットの上下動を見極めて今日の価格を調べます。79-7-126
そうしたら、「今のところ安い段階である」あるいは「もうすでにたくさんの投資家がエントリーしているからこれから先売買しても今さらなすすべがない」などと納得できます。79-3-126
今さらしかけるのがなすすべがないと思ったならば手を出さないで、そこは潔く割り切ることが必要です。
無理に自分の台本を貫いて注文すると、市場に跳ね返されてしまい逆にマイナスになる危険性があります。
とは言ってもかなりのケースで、準備万端の自分なりの脚本を書いておけば仕かけるのが遅いなという具合にはならないと思います。
現実に相場が動意する前の状態のはずだからです。
更に、当面はあなたが取引しようと決めている通貨ペアの上下動を、しっかり見る事が不可欠です。
もしも、ドル高に向うという脚本を書いたのであれば該当する外貨の変化に注目する必要があります。
外国為替市場の上下動をチェックし始めた段階ではその外貨は誰の眼にも明らかに上下動する雰囲気を見せないで多少の変動を繰り返しているだけだろう。
でも、その上げ下げをじっと確認しているとある地点で確実に、ドル高の方向へとマーケットが向い始めます。
この場面でやっとドル買いの新規注文を出すのだ。
普通、十分に事前準備を考えておけば、そのトレードで勝てる割合は高まるはずだ。